
家族
1970年代,ニューヨークの下町を舞台としたあるアフリカンアメリカンの家族の物語.スパイク・リー作品はよく人種差別問題を扱ってますが,この作品はそういうことを抜きにしてファミリードラマとして見ても秀作だと思います.ジョーイー・スザンナ・リー(スバイクの実妹)が脚本の原案ということで,実際のリーの一家の話が元になっているらしいです.音楽家で優しい父と働き者で厳しい母とやんちゃな子供たちの日常がソウルフルな音楽に併せて穏やかにつづられ,舞台は黒人街でありながら,日本の下町の子だくさんの家族と変わんないな,なんて思ってしまいます.笑いあり涙ありファンキーミュージックあり,幾多の出来事を通じて成長していく子供たち,感じる家族の絆,それらがラストに見事に昇華され訪れるカタルシス.いい作品です.